減損損失

読み方: げんそんそんしつ
英語名: Impairment loss
分類: 財務・会計|損益計算書

減損損失は、資産の帳簿上の価格が回収可能な価格を超過する金額のことをいいます。これは、企業が保有する資産の「稼ぐ力」がなくなったと判断した場合に、その分の価値を減らすことで発生する(損益計算書に反映させる)損失であり、また減損の対象となる資産については、土地や工場、資源権益といった固定資産や投資先の株式である投資有価証券などがあるほか、M&Aによって発生したのれんや特許権なども含まれます。ちなみに、過去においては、商社や製造業などにおいて、原油・ガス開発の失敗やシェール開発の失敗、買収先の不振などで、巨額の減損損失を計上しています。

一般に企業が日本の会計基準を採用する場合は、減損後に事業環境が好転して収益力が回復しても、一度計上した損失は取り消せないのに対して、国際会計基準(IFRS)を採用する場合は、資産の価値が回復したと認められるケースでは、過去に計上した損失を戻し入れることができます。なお、減損損失の会計処理については、帳簿上の価格を現実的に回収可能と考えられる価格まで引き下げ、その差額を損失として、その年度の業績に反映します。

※減損:稼ぐ力のなくなった資産の価値を減らす会計処理。