支払サイト

読み方: しはらいさいと
分類: 企業会計

支払サイトは、商品やサービスなどの商取引において、取引代金の締め日から支払日までの猶予期間のことをいいます。

予め定められた期間内の取引代金をまとめて一定期間後に支払うという「掛取引(かけとりひき)」で使われる概念で、例えば、「月末締め翌月末払い(月末にその月の売上をまとめて請求書を発行し、翌月末までに支払ってもらう条件)」であれば、約30日間の猶予をしていることになるので「30日サイト」と呼ばれます。

一般に支払サイトは、取引する当事者の合意で決まりますが、一方で企業においては、取引先の管理を効率的に行うために支払サイトを一律に設定しているところも多く、また力関係によっては、相手先に合わせなければならないこともあります。

なお、取引代金の支払いにおいて、支払サイトが長いほどキャッシュフローが改善し、資金繰りが楽になりますが、以下の場合、下請け代金の60日以上の支払サイトは、下請法で違反となるのでご注意ください。

<下請法の適用対象>

・発注側:資本金3億円超の法人
・受託側:個人又は資本金3億円以下の法人

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