縁故債

読み方: えんこさい
分類: 債券|分類

縁故債は、債券の分類方法の一つで、債券の発行者と特定の関係にある投資家だけが購入できる債券のことをいいます。これは、「私募債」や「非公募債」と同義で、広く購入者を募る公募債とは異なり、特定の投資家を対象とすることから機動的な発行が可能で、また規制も公募債と比べて緩やかなものになっています。通常、縁故債では、引受証券会社は存在せず、受託会社だけが仲介者となっているため、「直接募集」や「自己募集」と言われることもあります。

一般に地方公共団体が地方債により資金調達をする場合、証書による借入(ローン)、証券形式の縁故債の発行、市場公募債の発行の3つの方式に大別できます。また、地方公共団体が金融機関を対象に発行する「銀行等引受地方債」は、縁故債の代表的なもので、予め募集相手を決めて発行する形式のため、市や区のような小規模な発行体でも発行することが可能となっています。