パー

英語: Par price
分類: 価格

パー(Par)は、英語で、標準や基準、規定打数、額面、同等を意味する用語です。これは、日本語においては、金融用語では「債券価格が額面と等しい状態」をいい、またゴルフ用語では「ホールの規定打数」をいいます。

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パーの意味(金融用語)

パーは、金融用語では、債券価格(時価)が額面と等しい(同じ)状態をいいます。これは、債券市場において「債券価格=100円」の状態を示すもので、また債券の発行時に額面と同じ価格で発行されることを「パー発行」と言います。

なお、額面とは、債券価格の基準となる価格をいい、日本の債券では、通常、額面を100円として発行し、償還期日を迎えると額面(100円)で償還されます。

パー(債券)

一般に債券市場において、各々の債券は、金利動向などによって価格が常に変動し、債券価格は、オーバーパー(額面を上回る)、パー(額面と同じ)、アンダーパー(額面を下回る)のいずれかの状態にあります。

そういった中で、パーで購入して、償還期日まで保有した場合は、償還時には償還差損益は発生しない一方で、保有期間中において、市場で中途売却した場合には、売却損益が発生することになります。

パーの意味(ゴルフ用語)

パーは、ゴルフ用語では、各ホールの規定打数のことをいいます。これは、ゴルフ場において、ホール毎に設けられているもので、例えば、「Par3」と記載されているところでは、3打でカップに入れるというのが基準になります(3打でカップインした場合、パーということになる)。

また、この打数に関しては、それぞれ増減があった場合の呼び方が以下のように決まっています。

・Birdie(バーディ):パーに1打少ない
・Eagle(イーグル):パーに2打少ない
・Hole in one(ホールインワン):1打でカップイン
・Bogey(ボギー):パーに1打多い
・Double bogey(ダブルボギー):パーに2打多い

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