債務不履行

読み方: さいむふりこう
分類: デフォルト

債務不履行は、債務者の責めに帰すべき事由によって、正当な事由がないのに債務の本旨に従った履行をしないことをいいます。これには、履行が可能であるのに期限を経過しても履行しない「履行遅滞」、履行が不可能なために履行しない「履行不能」、不完全な履行をした「不完全履行」の三つがあります。

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債務不履行の概要

債務不履行は、金融市場や金融業界においては、「デフォルト」とも呼ばれ、債券の発行者が破綻等で利払い元本の支払いを停止することや、融資やプロジェクトファイナンスなどの返済が滞ることをいいます。

通常、これが起こると、利息が支払われなかったり、元本の回収ができなかったりするため、非常に深刻な事態になり、時にはマーケットを揺るがすこともあります。

特に巨額の資金調達を行った大型案件については、銀行団などに対して、利払いの延期や債務の削減交渉などが行われて事態の打開を図ることが多いですが、その場合には金融機関や投資家などに多額の損失が発生することもあります。

債券の債務不履行リスクと格付け

債券は、運用にあたって、投資家が直接保有し、その種類は国債や地方債、社債、外債など多岐にわたります。そのため、債務不履行リスクに対して、利払いや元本の返済の安全性について客観的に知る必要があり、「格付け」が一つの判断材料となります。

格付けとは、S&PやMoody's、Fitch Ratingsなどの格付会社が債券の信用力や元利金の支払能力の安全性などを総合的に分析してランク付けし、AAAやAa1などの符号で表示したもので、発行体の財務状況などの変化に合わせて随時見直されます。

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