植物工場

読み方: しょくぶつこうじょう
分類: ビジネス・産業|農業

植物工場は、広義には、環境制御や自動化などの技術を利用した「植物の効率生産システム」のことをいいます。これは、大きく分けて、閉鎖環境で太陽光を使わずに環境を制御して、周年・計画生産を行う「完全人工光型」の施設と、温室などの半閉鎖環境で太陽光の利用を基本とし、雨天・曇天時の補光や高温抑制技術等により、周年・計画生産を行う「太陽光利用型」の施設の二つのタイプがあります。通常は、人口光や液体肥料などを使い、温度や湿度などを制御しながら、野菜等を効率的に生産する工場型の施設を指すことが多いです。また、制御する項目には、温度、光、二酸化炭素、液体肥料などがあり、一方で生産される作物には、カイワレ大根、モヤシ、キノコ、サラダナ、レタス、ホウレンソウ、クレソン、スイートバジル 、トマトなどがあります。

一般に最新の植物工場では、植物栽培の環境をコンピューター制御することにより、天候に左右されることなく、人手をあまり使うことなく、作物を自動的に安定生産することが可能であり、さらに土地空間を有効活用できるため、単位面積あたりの生産量は通常の農地よりも多いです。また、昨今の食糧高騰や自給面、また安全性や輸送面などの観点から、一つの有力ビジネスとして国内だけでなく、海外でも注目されています。

<植物工場の主なメリット>

・1年中安定的に生産できる
・農地以外の土地でも設置できる
・多段化で土地を効率的に利用できる
・自動化や多毛作で高い生産性が実現できる
・形や大きさ、品質が揃うので、加工が容易である
・栄養素の含有量を高めることができる
・無農薬で安全かつ安心である