焼畑商法

読み方: やきはたしょうほう
分類: 商慣行

焼畑商法は、「焼畑商業」とも呼ばれ、ある地域やある市場の商機を一網打尽に奪い、その後、競争や陳腐化によって採算が取れなくなると撤退するビジネス手法をいいます。

「焼畑農業」になぞらえた造語で、資金力や知名度、話題性などに物を言わせて、顧客(需要)を一気に奪い取り、独占的なビジネスを展開した挙げ句、需要に陰りが見えたり採算が合わなくなったりすると撤退するという仕組みになっています。そこには、儲けが全てで、社会に貢献するという発想はありません。

なお、焼畑農業とは、森林や原野を刈り払い、倒した樹木や草本などを燃やしてから、その灰を肥料として作物を育てる農業手法で、数年間にわたり作付けした後、肥料分がなくなると畑を放棄して、別の場所に移動します。

<焼畑商法の例>

◎飲食店やスーパー、量販店などの大手チェーンが出店し、その地域の個人商店や中小事業者の顧客を奪って市場を独占して儲けた後、施設の老朽化や売上の低迷を機に撤退する。

◎短期間、店舗を借りて、特典を用意して老人等を集め、催眠商法でいかにもお得だと訴求し、健康食品等を一気に販売した後、逃げるようにして去っていく。

◎課金型のソーシャルゲームで、人気が続く間はユーザ数を拡大してアイテム課金で儲け、その後、飽きられて下火になると新たなゲームを投入し、それを繰り返す。