金利先渡取引

読み方: きんりさきわたしとりひき
英語名: Forward Rate Agreement
分類: デリバティブ|先渡取引

金利先渡取引(金利先渡契約)は、「FRA」とも呼ばれ、将来の金利を現時点で予約する相対のデリバティブ取引をいいます。これは、契約時に取り決めた約定レートと実際の指標金利変動金利)の差額を、市場実勢金利で現在価値に割り引いた金額を前払いで決済する方式となっています。また、指標金利については、円の場合、日本円TIBORやユーロ円LIBORなどが用いられます。

一般に金利先物取引が取引所での定型の限月取引であるのに対して、金利先渡取引は店頭ベースでの相対取引のため、取引開始日や金額、期間などを自由に設定することができます。このような特徴により、金利先渡取引は特定の期間の金利を事前にヘッジする場合に、その売り手は金利下落に対するヘッジ手段として、またその買い手は金利上昇に対するヘッジ手段として活用することができます。

なお、日本においては、その取引形態から刑法上の賭博罪に抵触する恐れがあるとして、1990年代上旬まで財務省(旧大蔵省)が事実上禁止してきましたが、1994年から国際金融市場の発展の流れに遅れないようにするために解禁されました。

<金利先渡取引の主な特徴について>

資産負債の増加を伴わないオフバランス取引(元金の移動はない)
・先物のように取引所を通して取引を行うのではなく、全て相対で取引が行われる
・将来の金利変動リスクをへッジすることによって、そのリスクを回避することができる
・当事者間で金額や期間、取引開始日などの条件を自由に決められる
・基本的に割引方式で計算されるため、約定期間のスタート日に前払い決済(差金決済)となり、そのスタート日に損益を確定できる

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