資産査定

読み方: しさんさてい
分類: 金融業務|リスク管理

資産査定は、「ストレステスト」とも呼ばれ、経済状況が大きく悪化したり、金融市場が混乱したりしても、資金繰りに困らずに業務が続けられるか、金融機関の抵抗力の強さを見る点検手法のことをいいます。これは、過去の金融危機(サブプラム問題欧州債務危機など)の反省を踏まえ、政府や中央銀行などの監督当局が金融機関の保有している債券株式融資預金などの状況をくまなく調べるもので、現在、米国と欧州では、定期的にストレステストを実施し、体力の弱った金融機関を早めに見つけ出す、事前対策を取るようになっています。

一方で、日本(金融庁の検査)においては、資産査定とは、金融機関の保有する資産を個別に検討して、回収の危険性または価値の毀損の危険性の度合いに従って区分することであり、預金者の預金などがどの程度安全確実な資産に見合っているかをいいます。(資産の不良化によりどの程度の危険にさらされているかを判定するもので、金融機関自らが行う資産査定を「自己査定」と言う)

ちなみに、M&Aなどで「資産査定」と言った場合は、貸借対照表(B/S)に計上されている資産の実在性を確認し、査定日時点における価値を算定することをいいます。