新日銀ネット

読み方: しんにちぎんねっと
分類: システム

新日銀ネットは、2015年10月に全面稼働した、日本銀行の次世代決済システムをいいます。これは、1988年に稼働した「日本銀行金融ネットワークシステム(日銀ネット)」の次世代版であり、金融インフラの面から日本円の使い勝手を良くして、日本企業の海外進出に伴う国際的な資金決済や、邦銀日本国債担保とした外貨調達等の利便性向上に加え、海外投資家による日本国債の保有を通じた円の国際化などを後押しするため、27年ぶりに全面刷新したものです。

従来の日銀ネットに対して、新日銀ネットの基本コンセプトは、最新の情報処理技術を採用し、変化に対して柔軟性が高いシステムを構築し、また金融取引のグローバル化や決済インフラのネットワーク化に対応するための「アクセス利便性の向上」を図っています(稼働面で24時間近くまで対応可能なシステム設計となっている)。なお、新日銀ネットでの主な機能の改善・統廃合は以下のようになっています。

<主な機能の改善・統廃合>

●決済の安全性や効率性向上などのニーズに対応

・担保の管理単位を店舗単位から法人単位へ変更
 - 担保利用効率の向上
・振替社債等DVPの資金決済:同時決済口の使用可能化
 - 資金効率の向上
・振替停止期間廃止、利子配分先変更機能の新設
 - 国債決済の円滑化・担保利用効率の向上

●機能の統廃合を通じて複雑化したシステムをスリム化

・同時処理や一般処理を廃止して、RTGS処理へ統合など