国際復興開発銀行(IBRD)

読み方: こくさいふっこうかいはつぎんこう
英語名: International Bank for Reconstruction and Development
分類: 世界経済|国際機関

国際復興開発銀行は、「IBRD」とも呼ばれ、1945年に設立された世界銀行グループのうち最も歴史が長く、単一機関としては世界最大の開発資金の国際融資機関をいいます。これは、アメリカ合衆国のワシントンD.C.に本部が置かれ、日本は1952年に加盟しており、加盟国の利益のために所有かつ運営される協同組合のように構築されています(日本では、IBRDのことを「世界銀行」と呼ぶこともある)。また、IBRDと共通の使命や組織、スタッフのもとに活動を推進し、IBRDの姉妹機関として、途上国の中でも特に貧しい国々を支援しているのが「国際開発協会(IDA)」です。

一般に国際復興開発銀行は、中所得国や信用力のある貧困国に対して融資保証、危機管理、分析・助言サービスなどの非融資業務を提供し、持続可能な開発を推進することで、これらの国の貧困を削減することを目指しています。また、過去の融資から得られた利益は、開発活動の原資になるだけでなく、IBRDの財務の健全性を示す指標となり、資本市場から低利で資金を調達し、借入国に緩やかな条件で融資を提供することを可能にしています。(平均償還期間は15~20年で、金利は同機関自身の借入れコストに応じて半年毎に変動する仕組み)

なお、国際復興開発銀行の融資原資は、資本市場からの調達や加盟国からの出資金や留保利益、貸付金の回収で賄われ、そのうち市場での調達が最大の資金源となっています。ちなみに、日本においても、IBRDの世銀債外国債券)がよく発行され、結構身近なものとなっています(格付けは、AAAやAaa)。