グリーンイノベーション

英語名: Green Innovation
分類: 世界経済|環境問題

グリーンイノベーションは、特に固定的な定義はありませんが、世界的な課題である環境問題に対して、社会の持続的な発展のために多様な科学技術や社会的な思考の変革を基に展開する多様な取り組みと言えます。これは、広範囲な分野を対象とするもので、具体的には、環境・資源・エネルギー分野の革新的な技術等の研究開発と成果の実用化のためのシステム転換の一体的推進、新たな発想(考え)を活用することによるライフスタイルやビジネススタイル等の転換、地域における農林業の再生や街づくり(緑のダム、コンパクトシティ等)などが挙げられます。

一般にグリーンイノベーションは、低炭素社会や循環型社会、自然共生社会の構築にも通じ、現在、その潮流は世界的なものとなっています。国際的には、2008年11月に米国のオバマ大統領がグリーンニューディール※を提唱し、また日本では、2009年12月に民主党の鳩山内閣が閣議決定した「新成長戦略(基本方針)」の中で、6つの戦略分野の一つとして「グリーンイノベーションによる環境・エネルギー大国戦略」を位置付けたのが最初です(この構想自体は、自民党の麻生内閣の時からあった)。

※グリーン・ニューディールは、2008年7月にグリーン・ニューディール・グループが発表し、NEF(New Economics Foundation)により出版されている報告書、またはその内容に沿った政策の名称で、地球温暖化や世界金融危機、石油資源枯渇に対する一連の政策提言の概要が記されている。