欧州金融安定基金(EFSF)

読み方: おうしゅうきんゆうあんていききん
英語名: European Financial Stability Facility (EFSF)
分類: 世界経済|国際機関

欧州金融安定基金(EFSF)は、「欧州金融安定ファシリティー」や「欧州金融安定化基金」とも呼ばれ、2010年の最初のギリシャ危機を踏まえ、欧州連合(EU)の27の加盟国によって合意された、ユーロ圏諸国の救済(資金支援)を目的とした基金をいいます。これは、2010年6月から2013年6月までの時限付きの機関で、ルクセンブルクに本部を置き、欧州投資銀行(EIB)が業務に関する契約によって、資金管理業務と運営支援を担っていました。

一般にEFSFは、ギリシャの財政悪化に端を発したソブリン危機への対応において、EUとIMF(国際通貨基金)が打ち出した最大7800億ユーロ規模の救済案の中核部分を成すもので、また財政・金融不安に見舞われ、資金支援が必要となったユーロ加盟国向けに緊急融資をするため、政府保証枠をつけて融資限度額(4400億ユーロ)を設定していました。(ドイツやフランスなど最上位格付けを持つ6カ国の保証総額が融資限度額、融資する資金は金融市場でEFSF債を発行して調達)

2012年10月に、ユーロ圏加盟国のための恒久的な金融支援機関である「欧州安定メカニズム(ESM)」が当初より前倒しで始動し、時限機関であるEFSFの業務を引き継ぎました。なお、EFSFについては、2013年7月以降、ESM設立前に実施されたギリシャ・アイルランド・ポルトガル向けの支援を担当し、その貸付金や債権の回収が終了した時点で解体されます。