国連環境計画(UNEP)

読み方: こくれんかんきょうけいかく
英語: United Nations Environment Programme(UNEP)
分類: 国際機関

国連環境計画(UNEP)は、ケニアのナイロビに本部を置く、地球環境問題に専門的に取り組む国際機関をいいます。

1972年の国連人間環境会議(ストックホルム会議)の決議を受け、国連総会で設置された常設機関で、その役割は国連の環境政策を立案・調整し、国連システム内の各種専門機関による執行を監督すると共に、一部の環境活動に援助を与え、自らも実施します。

発足以来、UNEPは、地球環境モニタリング・システム(GEMS)をはじめとする地球の汚染状況の的確な把握や、国際条約(協定)の締結、環境保全に関する各種国際会議の開催・支援の活動を続けています。

◎2013年にUNEPの組織改革として、これまで58カ国の代表で構成していた「管理理事会(Governing Council)」を全ての国連加盟国が参加する「国連環境総会(United Nations Environment Assembly)」に変更し、今後2年に1回開催することになった。

◎2013年にUNEPの役割強化として、グローバル閣僚級環境フォーラムに代わり、総会にハイレベルセグメントを設置し、閣僚級出席者が地球規模の環境問題に対応するための政策的課題等について議論することになった。

◎UNEPの主要な資金調達の仕組みは「環境基金(自主拠出制)」で、また追加の資金については、国連の通常予算から提供される。

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