グレート・ギャツビー・カーブ

英語名: Great Gatsby Curve
分類: 世界経済|概念

グレート・ギャツビー・カーブは、「グレート・ギャッツビー曲線」とも呼ばれ、格差の拡大と固定化を示すグラフをいいます。これは、2012年1月に米大統領経済諮問委員会の委員長だったアラン・クルーガー氏が公開・名付けたもので、横軸に所得(貧富)格差の大きさを表すジニ係数、縦軸に親と子の所得の連動性を表す数値(親の所得が1%高いと子の所得が何%高くなるかという世代間所得の弾性値)が取られています。

一般にグレート・ギャッツビー曲線は、右上になるほど格差が大きく、かつ貧乏な家庭の子が努力して金持ちになるのが難しいことを示しています。現在、先進国においては、その上位(右上)には、米国を筆頭に英国やイタリアなどが位置しており、日本も昨今、右上方向に上昇しています。なお、グレート・ギャツビーとは、スコット・フィッツジェラルドが執筆したアメリカ文学の古典的名作で、本曲線は、登場人物のギャツビーが実は出自が貧しかったストーリーにあやかったもので、貧富の格差がどの程度まで「遺伝」に縛られるのかを分析する際に使われます。