有効需要の原理

読み方: ゆうこうじゅようのげんり
英語名: Principle of effective demand
分類: 需要

有効需要の原理は、一国の経済活動の水準を決定するのは有効需要(貨幣的支出に裏づけられた需要)の大きさによるという理論をいいます。これは、英国の経済学者J.M.ケインズが「雇用・利子および貨幣の一般理論」において提唱したもので、一国の国民所得や総雇用量は、財・用役に対する有効需要によって決定され、また有効需要の大きさは総供給と総需要とが均衡するところで決定されるという考え方となっています。

ケインズ以前の古典派経済学では、経済活動の水準を決定するのは需要ではなく供給であるという「セーの法則」に要約されていましたが、この考え方は世界恐慌の前では無力であったため、ケインズが「有効需要の原理」を新たに提唱し、また問題解決のために「政府による財政・金融政策を通したマクロ的有効需要管理」を主張しました。