カレント・アクセス

英語: Current Access
分類: 貿易・協定

カレント・アクセス(Current Access)は、「現行輸入機会」とも呼ばれ、ガット・ウルグアイラウンド農業合意に基づく、所定の輸入数量を維持することをいいます。

貿易の市場アクセスとして、ミニマム・アクセスと共に設定されたもので、具体的には以下のようになっています。

<カレント・アクセスとミニマム・アクセスの設定>

関税化品目については、最低限の輸入機会の提供が義務付けられ、基準期間(1986-88年)の国内消費量に対する平均輸入数量が設定された。

(1)5%以上のものは、その輸入数量を維持すること(カレント・アクセス機会)
(2)5%未満だったものは、実施期間の1年目に国内消費量の3%、6年目に5%の輸入数量とすること(ミニマム・アクセス機会)

なお、ガット・ウルグアイ・ラウンドにおける国際約束に基づき、毎年度、対象となる農畜産物について、所定の分量を輸入することを「カレント・アクセス輸入」と言います。

iFinancial TV