財政投融資

読み方: ざいせいとうゆうし
分類: 日本経済|財政

財政投融資は、政府(国)が政策的見地から行う投融資活動のことをいいます。これは、国の信用に基づいて調達した資金等を用いて、民間では困難な大規模・超長期のプロジェクトの実施や、民間金融では困難な長期資金の供給など、国の政策目的の実現のために行う政府の金融的手法による活動を総称したものを指します。

一般に国の経済活動である財政には、資源配分の調整、所得の再分配、経済の安定化の3つの機能があると言われていますが、財政投融資では、「資源配分の調整機能」と「経済の安定化機能」を果たしています。また、その特徴として、租税負担の抑制、事業の効率的な実施、受益者負担の実現があり、具体的には、中小企業金融や教育・福祉・医療など、民間金融機関では適切な資金供給が行えない様々な分野や場面において活用され、国民の暮らしや経済に貢献しています。

財政投融資のポイント

・租税負担に拠ることなく、独立採算
・財投債の発行などにより調達した資金を財源
・政策的な必要性があるものの、民間では対応が困難な長期・固定・低利の資金供給や大規模・超長期プロジェクトの実施を可能とするための投融資活動

財政投融資の3つの手法

●財政融資

財政融資資金を活用し、政策金融機関、地方公共団体、独立行政法人などを通じて政策的に必要な分野に対して行う融資。また、財政融資資金は、国債の一種である財投債の発行により調達された資金や、政府の特別会計から預託された積立金や余裕金などが原資となっている。

●産業投資

国が保有するNTT株やJT株の配当金、日本政策金融公庫の国庫納付金などを原資として行っている産業の開発及び貿易の振興のための投資。

●政府保証

政策金融機関や独立行政法人などが金融市場で資金調達する際に政府が保証をつけることで、事業に必要な資金を円滑かつ有利に調達するのを助けるもの。