メンタルアカウンティング

英語名: Mental Accounting
分類: 家計|概念

メンタルアカウンティングは、「心の会計(心の家計簿)」とも呼ばれ、人がお金に関して何か意思決定をする際に、様々なことを勘案して総合的(合理的)に判断するのではなく、狭いフレームの中で判断してしまうことをいいます。これは、行動心理学において、米国の経済学者リチャード・H・セイラー氏が提唱したもので、人は心の中にいくつかの会計勘定(アカウンティング)を持ち、「あぶく銭は散財してもかまわない」、「給料は大切に使う」というように、お金の入手方法に応じて、お金を仕分けする心理傾向があるためとされます。

一般に人は多くの場合、メルタルアカウンティングで非合理的な行動を取ると言われており、意識的に注意しないと大きな失敗を繰り返すことになります。例えば、投資やギャンブルで損をするとそれを取り戻そうとして投機的な行動に出たり、ギャンブルで儲かった大金を一度にパッと使ったり、また普段は節約に励んでいるのに高いブランド品を衝動買いしたりするなどといったことが挙げられます。なお、生活の基盤となる家計の中で非合理的な行動を防ぐには、生活口座と貯蓄口座を分けたり、給料から天引き貯蓄をしたりするなど、心が日常的に判断するお金に対して予め制限しておくことは有効と言えます。

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