連帯保証人

読み方: れんたいほしょうにん
分類: 担保・保証

連帯保証人は、債務に対して、主たる債務者と同等の責任を負わされる人(保証人)をいいます。また、保証人とは、民法では「主たる債務者がその債務を履行しない時に、その履行をする責任を負う人」をいいます。

一般に連帯保証人の責任は、主たる債務に対して、附従性を有する点では普通の保証と差がありませんが、補充性がないため、単純保証人に認められている「催告の抗弁権」と「検索の抗弁権」は認められておらず、債務不履行の場合、すぐに連帯保証人に債務の履行が請求されることもあります。

連帯保証人の例(融資)

催告の抗弁権
保証債務において、債権者から保証人に「貸したお金を返してほしい」などの請求を受けた場合、主たる債務者に先に請求するようにと言うことができる権利。

検索の抗弁権
保証債務において、債権者から保証人に「貸したお金を返してほしい」などの請求を受けた場合、主たる債務者に弁済の資力があることを証明して、その請求を拒否できる権利。

なお、連帯保証人が弁済した場合の主たる債務者に対する求償権は、単純保証人と同一ですが、連帯保証人が数人いる時は、各保証人は全額を弁済する義務がある代わりに、一定の要件の下、他の連帯保証人に対しても求償することができます。

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