CSR/企業の社会的責任

読み方: しーえすあーる
英語名: Corporate Social Responsibility
分類: 会社・経営|企業経営

CSRは、"Corporate Social Responsibility"の略で、日本語では「企業の社会的責任」と訳されています。現在、その定義には様々なものがありますが、世界経済人会議(WBCSD: World Business Council for Sustainable Development)においては、「企業が従業員、その家族、地域社会、そして社会全体の生活水準の向上のために、これらのステークホルダーと協働しながら、持続可能な経済発展に貢献すること」と定義されています。

一般にCSRは、欧米の企業を中心に発達した概念ですが、そのキーワードの一つに「sustainable(持続可能であるさま、特に地球環境を保全しつつ持続が可能な産業や開発)」という考え方があります。これは、1992年に全世界から170カ国の代表が参加して、ブラジルのリオ・デ・ジャネイロで開かれた国連環境開発会議(地球サミット)において、環境と開発に関する「リオ宣言」が採択された際のキーワードでもあり、CSRをもう少し具体的に捉えるなら、企業が安全で高品質な製品やサービスの提供、環境への配慮、社会的公正・倫理にかなった活動を行っているか、という取組みともいうことができます。

なお、日本においても、CSRは、企業が経済・環境・社会などの幅広い分野における責任を果たすことにより、企業自身の持続的な発展を目指す取組みとして、今後さらに重要になってくると考えられています。ちなみに、下記は、経済同友会が2003年3月にまとめた「市場の進化と社会的責任経営」という企業白書において、CSRの本質として指摘した部分です。

●CSRは企業と社会の持続的な相乗発展に資する

CSRは、社会の持続可能な発展とともに、企業の持続的な価値創造や競争力向上にも結び付く。その意味で、企業活動の経済的側面と社会・人間的側面は「主」と「従」の関係ではなく、両社は一体のものとして考えられている。

●CSRは事業の中核に位置付けるべき「投資」である

CSRは、事業の中核に位置付けるべき取り組みであり、企業の持続的発展に向けた「投資」である。

●CSRは自主的な取り組みである

CSRは、コンプライアンス(法令・倫理等遵守)以上の自主的な取り組みである。