環境効率性

読み方: かんきょうこうりつせい
分類: 環境

環境効率性は、生産効率に対比して使われるようになってきた環境重視の考え方で、いかに少ない環境への負荷で、必要な消費や生産を行うことをいいます。

1992年に設立された「持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD:World Business Council for Sustainable Development)」の宣言の中で生まれたもので、財やサービスの生産に伴って発生する環境への負荷に関わる概念(コンセプト)となっています。

具体的には、同じ機能・役割を果たす財やサービスの生産を比べた場合に、それに伴って発生する環境への負荷が小さければ、それだけ環境効率性が高いということになります。

昨今、世界的に環境問題が注目される中、環境・経済活動両面における効率性を定量的かつ長期的に把握するため、「環境効率性」を経営面の評価指標として取り入れている企業が増加しています。

<環境効率性の指標について>

業種や企業などによって大きく異なるが、例えば、ある大手通信会社の場合、電力購入量・紙使用量・廃棄物最終処分量の3つの環境負荷要素について「売上高/環境負荷発生量」を指標として評価している。

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