IPO(株式公開/新規公開)

読み方: あいぴーおー
英語名: Initial Public Offering
分類: 会社・経営|上場

IPOは、"Initial Public Offering"の略で、日本語で「新規公開」や「株式公開」とも呼ばれ、未公開の株式会社(未上場企業)が証券取引所(株式市場)に上場することをいいます。これは、特定の個人(同族)や少数株主に限られていた株式を、売出しや公募(新株発行)によって株式市場に流通させ、広く世間一般からも株主を募るものです。

一般にIPOをすると知名度が上がり、社会的な信用も大きく高まり、優良で将来性のある企業として認められると共に、資本市場からの長期安定資金の調達が可能になります。また、広く世間に企業内容の開示された、より社会性に富んだ企業へと変身することになります。その半面、株主への責任が常に発生すると共に、株式市場に自社株が流通するため、投機的取引や敵対的買収などへの対応も必要になります。

IPOの売出しと公募

●売出し

不特定多数の一般投資家を対象に、大株主が持株の一部を放出する。通常、売出人にとっては、投資資金の回収キャピタルゲインの獲得といった創業者利潤を得る機会となる。

●公募

不特定多数の一般投資家を対象に、会社が新株を発行する。通常、新株を時価発行するため、直接金融による効率的な資金調達が可能になる。また、資金コストの低減と自己資本の充実を図ることができ、経営基盤の強化につながる。

IPOの主なメリット

●会社のメリット

・資金調達力と財務体質の強化
・企業信用力と知名度の向上による営業力の強化
・優秀な人材の確保と従業員の士気高揚
・経営管理の組織化、内部管理体制の充実、経営の透明性の向上
・株式交換等を利用することによる企業買収などが容易

●従業員のメリット

従業員持株会が資産形成に寄与
・上場会社勤務という社会的信用力の向上

●既存株主のメリット

・保有株式の売却機会の提供と流通性の増大
・株式の公正な価格形成と資産価値の増大
・円滑な事業承継と相続対策
・創業者利潤の獲得