大阪取引所
読み方: | おおさかとりひきじょ |
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英語: | Osaka Exchange, Inc.(OSE) |
分類: | 取引所(日本) |
大阪取引所(OSE)は、日本取引所グループの子会社で、大阪府大阪市中央区北浜にある、デリバティブ取引に特化した金融商品取引所をいいます。
日本取引所グループの発足に伴い、2013年に7月に大阪証券取引所の現物市場を東京証券取引所に、また2014年3月に東京証券取引所のデリバティブ市場を大阪証券取引所に統合し、大阪証券取引所から商号変更したもので、現在、証券・金融・商品分野を含めた日本最大のデリバティブ取引所となっています。
目次:コンテンツ構成
大阪取引所の事業内容
大阪取引所は、金融商品取引法に基づく、金融商品取引所の免許を受け、現在、金融と商品のデリバティブ市場を運営しています。
具体的には、市場デリバティブ取引を行うための市場施設の提供、相場の公表、および市場デリバティブ取引の公正の確保その他の取引所金融商品市場の開設に係る業務を行なっています。
大阪取引所の売買システム
大阪取引所の売買システムには、NASDAQの「Genium INET Trading」を採用し、現在、世界最高水準のパーフォマンス(100マイクロ秒という超低レイテンシー)を実現した「J-GATE」を稼働・提供しています。
※J-GATE:大阪取引所のデリバティブ売買システムで、"Global Access Trading Engine"の略。
大阪取引所のデリバティブ市場
大阪取引所のデリバティブ市場では、長年、金融デリバティブのみを提供していましたが、金融商品取引法等の一部改正により、2020年から商品デリバティブの提供も開始しました。これにより、同一口座において、例えば、株価指数先物と貴金属先物というように、金融デリバティブと商品デリバティブをワンストップで取引できるようになりました。
<大阪取引所の商品デリバティブ>
2019年に日本取引所グループが東京商品取引所を子会社化し、2020年にグループ内の事業再編により実現したもので、東京商品取引所から貴金属・ゴム・農産物市場が大阪取引所へ移管された。
※立会時間については、日中立会に加え、ナイト・セッションでの取引が可能となっている。
金融デリバティブ
・指数先物取引
・指数オプション取引
・国債先物取引
・国債先物オプション取引
・有価証券オプション取引
商品デリバティブ
|貴金属市場|
金標準先物、金ミニ先物、金限日先物、金先物オプション、銀先物、白金標準先物、白金ミニ先物、白金限日先物、パラジウム先物
|ゴム市場|
ゴム(RSS3)先物、ゴム(TSR20)先物
|農産物市場|
一般大豆先物、小豆先物、とうもろこし先物