第2号被保険者

読み方: だいにごうひほけんしゃ
分類: 仕組み

第2号被保険者は、日本の社会保険制度において、被保険者(保険の対象となっている人)を区別するために設けられた用語で、「国民年金」と「公的介護保険」で主に使われています。

・国民年金の第2号被保険者
・公的介護保険の第2号被保険者

国民年金の第2号被保険者

現在、日本に住んでいる20歳以上60歳未満の人は、全て国民年金に加入し、将来、基礎年金を受け取ることができます。

国民年金では、加入者(被保険者)を三種類に分けており、その被保険者のうち、会社員や公務員などの厚生年金の加入者を「第2号被保険者」と言います。これらの人たちは、厚生年金の被保険者であると同時に、国民年金の被保険者にもなります。

◎加入する制度からまとめて国民年金に拠出金が支払われるため、厚生年金の保険料以外に保険料を負担する必要はない(その中に含まれている)。

◎国民年金(基礎年金)に加えて、厚生年金の2階建て部分の年金があり、さらに3階建て部分の年金がある人もいる。

公的介護保険の第2号被保険者

現在、日本には介護保険制度があり、市町村の区域内に住所を有する、40歳以上65歳未満の医療保険加入者を「第2号被保険者」と言います。

第2号被保険者の介護保険料は、加入している健康保険(医療保険)の保険料と合せて医療保険者に納付し、また保険料の決め方は、加入している医療保険で異なります。

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