基礎年金

読み方: きそねんきん
分類: 年金制度

基礎年金は、日本において、国民年金法で定められている基礎的な年金で、全ての国民に給付する共通の公的年金をいいます。

高齢者などの生活を保障するために、1986年に導入されたもので、その種類には「老齢基礎年金」と「障害基礎年金」と「遺族基礎年金」の3つがあります。その中で、老齢基礎年金については、原則として、20歳以上の国民が保険料を支払い、65歳から年金を受給する仕組みとなっています。

現在、公的年金は、加入する保険(制度)によって、以下のように受け取る内容が大きく異なっています。

◎国民年金に加入する自営業者等の第1号被保険者は、定額の基礎年金のみを受け取る(厚生年金等の加入が生涯に一度もない場合)。

◎厚生年金に加入する会社員や公務員などの第2号被保険者は、報酬に比例した年金が基礎年金に上乗せされ、年金が2階建てになっている(勤務先によっては3階建ての人もいる)。

◎会社員や公務員などを夫(妻)に持つ専業主婦(専業主夫)の第3号被保険者は、保険料を納めなくても、基礎年金を受給できる。

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