継続基準による財政検証

読み方: けいぞくきじゅん
分類: 年金|仕組み

継続基準は、「継続基準による財政検証」とも呼ばれ、厚生年金基金および確定給付企業年金において、毎事業年度末の財政決算の際に行なわれている財政検証の基準の一つで、年金制度が今後も継続するという前提の基準をいいます。これは、年金制度を継続する上で年金資産が計画通りに積み立てられているか(将来に渡って年金給付を行っていくために必要な積立金が確保されているか)どうかを検証するもので、予定利率や予定昇給率などの計算基礎率と実績の乖離による財政上の過不足の発生状況の検証とも言えます。

一般に継続基準は、財政運営上において、最も基本となる考え方で、年金制度の掛金は継続基準に基づいて設定されています。また、本検証の際には、年金資産と責任準備金との比較を行ない、年金資産が責任準備金を下回った場合には財政計算を行ない、不足金を掛金として手当てすることが必要となります。(通常、不足金が額の多少に関わらずあれば、償却する必要があるが、許容繰越不足金以下であれば、掛金による償却を繰り延べることができる)

なお、継続基準では、過去の加入期間に対応した給付に見合う積立金が確保されているかどうかはチェックできないため、1997年(平成9年)度からは、仮に解散した場合でも、それまでの期間に係る給付が確実に行われるように「非継続基準」の財政検証も行われています。