キャッシュバランス型年金制度

読み方: きゃっしゅばらんすがたねんきんせいど
分類: 年金|制度

キャッシュバランス型年金制度(キャッシュバランスプラン)は、ハイブリッド型年金制度の一種で、確定給付型年金制度と確定拠出型年金制度の両方の特徴を併せ持つ年金制度をいいます。これは、米国で普及してきた制度で、日本では、2002年の確定給付企業年金制度の導入時に、厚生年金基金確定給付企業年金にも導入が認められ、今日では、退職給付会計上の債務と費用の安定化という事業主のニーズを満たし、多くの企業や基金で採用されています。

一般にキャッシュバランスプランの特徴として、退職給付債務金利変動リスクの軽減、資金運用は事業主が実施、個人の退職金額が明確化、在職中の全期間の働きを反映などが挙げられます。また、給付額については、毎年の給与の一定割合を蓄積し、それに利息(再評価率)を付す方式で計算されます(再評価率は、予め規約に定める方式に基づき、国債の利回り等に連動して見直すことが可能なため、金利が低下した時には給付額が低くなる)。

なお、法律上においては、厚生年金基金と確定給付企業年金の給付形態の一つと位置付けられているため、両制度の法規制や税制が適用され、また設立に際しては、所定の要件を満たして厚生労働省の認可を得る必要があります。