居抜き

読み方: いぬき
分類: 不動産|取引

居抜きは、不動産取引において、店舗や工場などを、その内部の設備や家具、什器備品などを設置したままの状態で売買あるいは賃貸することをいいます。これは、営業用の設備や装飾品などの経済的価値のあるものが付いたままでの売買や転貸、賃借権の譲渡となっており、またそういった物件のことを「居抜き物件」と言います。

一般に居抜きで購入したり賃借したりする場合、以前のままの内装や設備などが付帯するため、ビジネス面で初期投資を抑えることができ、比較的早期に営業を開始できるといった利点があります。身近なところでは、飲食店や美容院、理容室、店舗、ホテル、旅館、工場などでよく行われています。実際に本取引を行うにあたっては、対象となる不動産の価値だけでなく、それに付帯する設備などの価値の判断も重要となります。また、今日では、インターネット上に居抜き物件を取り扱う専門サイトもあり、ニーズに合った物件を簡単に探すことができます。

なお、賃借人が付いたままの状態で、ビルやマンションなどを売買する場合には「居付き」と言います。

居抜きの主なメリット

・初期投資を低く抑えることができる
・短期間でオープンできる(早く事業を開始できる)
・業態によっては、以前の顧客を取り込める可能性がある

居抜きの主なデメリット

・店舗などの場合、レイアウトが既に決まっている
・物件面で構造的な制限を受けることもある
・建物や設備の老朽化でトラブルが起こることもある
・前の店舗の評判やイメージを引きずることもある