空中権/空間権

読み方: くうちゅうけん
分類: 不動産|権利

空中権は、「空間権」とも呼ばれ、地表を離れて地上の空間だけを利用する権利(土地の上空の空間の一部を使用する権利)のことをいいます。これは、契約により設定する空間の上下の範囲を定めて、土地を独占的に使用する権利を指し、その法的な形式によって「区分地上権」と「区分地上権に準ずる地役権」に分かれ、いずれも民法上の物権として認められています。

一般に区分地上権による空中権は、例えば、空中電線など、工作物を所有する目的で上下の限られた空間を排他独占的に使用収益する権利を意味します。一方で、区分地上権に準ずる地役権による空中権は、例えば、自己の土地の電柱につなげる他人の土地の上空を横切る空中電線など、自己の土地の便益のために他人の土地の空中を使用する権利を意味します。

なお、都市計画においては、空中権は、都市計画で定められた容積率のうち、未使用のものを他の土地に移転する権利のことをいう場合があり、また広範囲で容積率を移転できる制度としては、「特例容積率適用地区制度」などがあります。