偽造カード

読み方: ぎぞうかーど
英語: Counterfeit card
分類: 金融犯罪

偽造カードは、カード情報がスキミングフィッシング、ハッキングなどの不法な手段で入手され、不正に作成されたカードの総称をいいます。

具体的には、盗まれたカード情報を基に偽造・変造され、不正に使われる「偽造クレジットカード」と「偽造キャッシュカード」を指し、通常、元のカードは、被害者の手元にあるため、クレジットカードでは不正に使用されて、またキャッシュカードでは預金が不正に引き出されて、初めて被害に気づくことが多いです。

2006年2月に施行された「偽造・盗難カード預金者保護法」では、普段からキャッシュカードや暗証番号の管理をしっかりと行なっていれば、万が一、キャッシュカードが偽造されたり盗難されたりして預金等を引出されても、その損害は金融機関が負担し、預金者が負担を負うことはないとしています。

ただし、預金者に対して、カードや暗証番号の管理上の「過失」または「重大な過失」がある場合には、補償額が25%減額されて75%になったり、補償額が0%になったりする(補償が全く受けられない)場合もあるので注意が必要です。

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