日本銀行券(日銀券)

読み方: にほんぎんこうけん
分類: 貨幣

日本銀行券は、「日銀券」とも略され、日本銀行法に基づいて、日本銀行が発行する銀行券紙幣)をいいます。これは、公私いっさいの取引決済に無制限に通用する無制限法貨(日本の法定通貨)となっており、法改正された1998年以降、日本銀行の自由裁量で発行されています。また、その性格上、日本銀行が信認を確保しなければならない「債務証書」のようなものであることから、バランスシートにおいて負債に計上されています。

現在、日本現金通貨には、日本銀行が発行する「日本銀行券」と、政府が発行する「補助貨硬貨)」の二つがありますが、大部分は日本銀行券となっています。なお、日本銀行券の種類や様式については、財務大臣が定めることとなっています。

日本銀行券の種類

日本銀行は、一万円券五千円券二千円券千円券の4種類の日本銀行券を発行しています。

日本銀行券の発行

日本銀行券は、独立行政法人国立印刷局によって製造され、日本銀行が製造費用を支払って引き取り、その後、民間金融機関が日本銀行に保有する当座預金を引き出し、銀行券を受け取ることによって、世に送り出されます(この時点で、銀行券が発行されたことになる)。

日本銀行券の管理

民間金融機関を通じて、日本銀行券が日本銀行の本支店に戻ってくると、日本銀行は「監査(チェック)」として、受け入れた銀行券の枚数を確認し、偽造・変造された銀行券がないか、厳重に真偽鑑定を行い、また損傷や汚染の度合いから再度の流通に適するかどうかを判別します。

そして、鑑査によって選り分けられた、本物で再度の流通に適していると判断された銀行券は、再び金融機関に支払われ、一方で鑑査の結果、流通に適さないと判断された銀行券は、復元できない大きさに裁断のうえ廃棄され、その一生を終えることになります。

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