自律反発

読み方: じりつはんぱつ
分類: 騰落

自律反発は、マーケット全般で使われる用語で、急速に下げた相場が行き過ぎの警戒感から自然に少し戻ることをいいます。

具体的には、ボールを地面に落とすと、自らの弾力でボールが跳ね返るように、相場がある一定水準まで急速に下落した際に、相場自体の自律性から少し反転することを意味します。また、この特性を見越して買いを入れることを「自律反発狙いの買い(リバウンド狙いの買い)」と言います。

なお、自律反発後、地合いが悪ければ、さらに下落することもあるので、自律反発狙いの買いを入れる場合は、相場の地合いをしっかりとチェックすることが必要です(超短期の売買の場合は、タイミングが一番のカギとなる)。

<本用語の使用例>

・安値付近で下落が止まったことで、自律反発が期待できそうだ
・前日の相場が大幅に下落し、約2カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、自律反発狙いの買いが入った
・心理的節目の1万円を割り込んだにもかかわらず、自律反発を狙った押し目買いや売り方による買い戻しはさほど目立たなかった

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