信用取引残高(信用残)

読み方: しんようとりひきざんだか
分類: 信用取引

信用取引残高は、「信用残」とも呼ばれ、株式の信用取引の売りと買いの残高をいいます。これには、信用買い(買い方)の残高である「信用買い残」と、信用売り(売り方)の残高である「信用売り残」の二つがあり、また信用買い残と売り残の比率(=信用買い残÷信用売り残)を「信用倍率」と言います。

一般に信用買い残の増加は「売り圧力=下落圧力」と捉えられるのに対して、信用売り残の増加は「買い戻し圧力=上昇圧力」と捉えられます。

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東京証券取引所の信用取引残高

現在、東京証券取引所では、信用取引残高に関して、ウェブサイト上で以下のように公表(掲載)しています。

・個別銘柄信用取引残高表は、日々16:00を目安に掲載
・信用取引売買比率は、日々16:30を目安に掲載
・信用取引現在高(一般信用取引・制度信用取引別)は、毎週第2営業日(火)の16:00を目安に掲載
・信用取引現在高は、毎週第3営業日(水)の15:00を目安に掲載
・銘柄別信用取引週末残高は、毎週第2営業日(火)の16:30を目安に掲載
・信用取引現在高の過去推移表は、毎月5日頃の16:00を目安に掲載

信用取引(信用買い・信用売り)の決済

信用取引では、顧客が証券会社等から一定期間、株式や購入資金を借り入れて行う売買取引であるため、当初定められた期限内に反対売買等によって決済しなければなりません。

具体的には、信用買いは、証券会社等から借りた資金で株式を一時的に買うため、将来のある時点で必ず売却して決済する必要があるのに対して、信用売りは、証券会社等から借りた株式を一時的に売るため、将来のある時点で必ず買い戻して決済する必要があります。

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