トレジャリーゼロとは何か?

トレジャリーゼロは、利金がない代わりに、額面よりも大幅に低い単価で買うことができる債券(米国国債ゼロクーポン債)のことをいいます(トレジャリーとは、国庫・財務省という意味)。これは、アメリカ合衆国(米国)利付国債(財務省証券)の本券部分とクーポン(利金)部分を分離したもののうち、本券部分のみを対象とするもので、定期的に支払われる利金はなく、利付債償還日満期とする割引債(ゼロクーポン債)となっています。

一般にトレジャリーゼロは、償還日に額面どおりの金額が償還されることが確定しており、償還差益(収益)を償還時にまとめて取得できます。なお、利金がないので、満期日までの金利相当部分を割り引いたものが市場価格となり、また償還金は米ドル払いで期中償還はありません。

トレジャリーゼロの主な特徴

トレジャリーゼロは、ゼロクーポン債で、通常の外債固定利付債)とは異なり、以下のような特徴があります。

・米国国債の一形態で、高格付けで信用力が高い
・額面よりも大幅に低い単価で購入が可能である
・運用期間が長いほど、最終的な利回りがアップする
・償還日に額面どおりの金額が償還されることが確定しているため、計画的な資産運用に利用できる

トレジャリーゼロのリスクと税金

実際にトレジャリーゼロに投資するにあたっては、リスクと税金についても理解しておく必要があります。

<主なリスク>

信用リスク:米国の財政事情により、信用力(格付け)が変動
金利リスク:満期前に売却する場合、金利水準により単価が変動
為替リスク:為替相場により、円ベースでの受取金額が変動

<投資の税金>

・償還の場合:償還差益は譲渡所得として申告分離課税
・途中売却の場合:売却益は譲渡所得として申告分離課税