債券のチェックポイントは?

債券は、預貯金定期預金と比べて、長い期間、有利な金利(利回り)で運用できるため、中長期投資が基本となります。実際に債券投資をする際には、自分の投資ニーズや将来の金利動向をまずはチェックすることが必要です。そして、これらが明確になったら、発行体の信用力や債券価格償還期限(期間)、利回りなどをチェックし、具体的な銘柄選びへと進みます。

ここでは、債券投資の際の主なチェックポイントについて見てみましょう。

自分の投資ニーズは?

債券投資を行う際には、資金の性格や投資期間、リスク許容度、期待収益(利回り)などを十分に検討することが必要であり、自分の投資ニーズにあった債券を選択することが大切です。

将来の金利動向は?

債券は、通常、金利動向によって価格が大きく変動するため、先行きの金利動向をある程度予測して投資することが必要です。例えば、金利が非常に高い時は、高金利のメリットを長く享受するために期間の長めのものを選ぶのがよいでしょう。一方で、金利が非常に低い時は、低金利で長く固定すると将来の機会利益を逃すことにもなり、期間の短めのものを選ぶのがよいでしょう。

・金利が上昇すれば、債券価格は下落
・金利が下降すれば、債券価格は上昇

債券の発行体の信用力は?

債券は、発行体が元本利払い保証しますが、万が一、デフォルトになった場合は、大きな損失が発生する可能性があります。そのため、債券の信用力(元本や利息の支払いの安全性) を検討する上で、格付けや発行体情報などはしっかりとチェックするようにしましょう。

債券の価格は?

債券投資では、「金利動向によって、債券の価格が常に変動する」ことに注意する必要があります。

|発行価格:新発債の場合

発行価格は、新発債が発行される時の価格で、額面100円当たりで表示されます。通常、オーバー・パー発行では、償還時に償還差損が発生し、またアンダー・パー発行では、償還時に償還差益が発生します。

・発行価格>100円:オーバー・パー発行
-発行価格110円の場合、償還差損は10円
・発行価格=100円:パー発行
-償還差損益は発生せず
・発行価格<100円:アンダー・パー発行
- 発行価格が90円の場合、償還差益は10円

|流通価格:既発債の場合

流通価格は、既発債の市場での取引価格です。通常、額面100円を超えていれば償還時に償還差損が発生し、額面100円を下回っていれば償還時に償還差益が発生します。

債券の償還期限は?

債券の償還期限とは、元本が償還される期限のことをいいます。通常、これが長い債券は、金利動向に大きく左右されることになります(債券価格の変動が大きい)。

債券の表面利率(クーポンレート)は?

債券のクーポンレートとは、額面金額に対して、毎年支払われる1年間の利息割合のことをいいます。通常、これが高いと多くの利息収入が得られます。

債券の利払いは?

債券投資では、利息(クーポン)を受け取るかどうかにより、「利付債」を選択するか「割引債」を選択するかを決定します。

債券のその他のチェックポイントは?

債券の中には、繰上償還抽選償還を行うものがあるので、その有無なども予めチェックするようにしましょう。

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