保険会社の信用度をチェック!

21世紀前後の金融ビックバン(大規模な金融制度改革)以降、日本において、金融取引に「自己責任」が求められるようになりました。これは、自動車保険についても例外ではなく、取引の際には、保険会社の信用度が大きなポイントになります。

一般に保険会社の信用度については、いくつかチェック項目があり、その中でも重要なのが「ソルベンシーマージン比率」と「格付け」で、また株式を上場している会社であれば、「株価」なども参考になります。その他には、会社の「バックグランド(親会社、金融グループ等)」のチェックも大切で、特に外資系や異業種系の場合、総合力を把握する際にバックグランド情報は重要になります。

今日の自己責任時代において、保険会社の信用度をチェックすることは必須であり、実際の取引にあたっては、「信用度の高い保険会社」を選択するようにしましょう。

損害保険会社のタイプを把握

現在、損害保険会社には様々なタイプがありますが、自分が取引する保険会社がどんなタイプか、信用度をチェックする前に把握しておきましょう(以下は、基本的なタイプ)。

・国内系損保 (損保系、生保系、異業種系)|外資系損保
・既存系損保(代理店販売)|ダイレクト系損保(通信販売)

|既存系の損害保険会社のポイント

既存系の損害保険会社は、主に代理店経由で自動車保険の販売を行っている会社をいいます。その種類には、「大手損保」と「生保系損保」の2つがあります。

・代理店網が充実している
・自動車保険の商品内容が多様である
・サービスが充実し、事故対応の拠点数が多い
・保険の総合サービスを提供している

|ダイレクト系の損害保険会社のポイント

ダイレクト系の損害保険会社は、主にインターネットやコールセンター(電話)で、自動車保険の販売を行っている会社をいいます。その種類としては、「外資系」と「国内系」の2つがあり、また商品については、リスク細分型自動車保険が主流となっています。

・インターネットやコールセンターで契約ができる
・インターネット割引がある
・リスク細分型自動車保険が主流である
・ウェブサイトのサービスが充実している

損害保険会社のソルベンシーマージン比率をチェック

ソルベンシーマージン比率とは、日本語で「保険金支払い余力」とも呼ばれ、大規模な災害など不測の事態で保険金支払額が急増した場合でも、保険会社が契約通りに保険金の支払能力があるかどうかを示す指標をいいます。これは、保険会社の「経営の安全度」を示し、本数値が高いほど安全と言われます。また、本数値を見る場合、単独で見るよりも、正味収入保険料総資産などと一緒に見ることが大切で、これにより保険会社の財務の安全性を総合的に把握することができます。

損害保険会社の格付けをチェック

格付けとは、格付機関による専門的な調査に基づいて発表される会社の財務力を一目で分かりやすく示したものをいいます。現在、保険会社においては、保険契約に基づいた「債務を履行する能力(保険金支払能力)」について格付け(評価)が行われており、その評価項目には、保険会社の収益力、保険契約履行のために必要なキャッシュフロー、積立金の多寡、資産内容の健全性などがあります。

一般に格付けでは、財務力の健全性を、AAA(トリプル・エー)、BB(ダブル・ビー)、C(シングル・シー)などの記号で表記され、AAAが一番良く、Cが一番悪いことを示します。

<代表的な格付機関>

・スタンダード&プアーズ(S&P)
・ムーディーズ・インベスターズ・サービス
・フィッチ・レーティングス
・日本格付研究所(JCR)
・格付投資情報センター(R&I)