外国為替市場とは何か?

外国為替市場は、外国為替取引が行われる場の総称で、非常に効率的な市場(マーケット)になっています。これは、世界中どこでも、同じ商品(通貨)をいつでも売買でき、またメジャーカレンシーについては、規制がほとんどなく、マーケットは非常に合理的かつ公正と言えます。

一般に外国為替市場は、受け渡し(資金決済)の時期によって、「直物市場(スポットマーケット)」と「先物市場(フォワードマーケット)」の2つがあります。また、普段、テレビや新聞、インターネットなどで目にする為替レートは、インターバンク市場の直物市場の「スポットレート」を指しています。

外国為替市場の構成

外国為替市場は、大きく分けて、「インターバンク市場」と「対顧客市場」の2つから構成されます。

・インターバンク市場:銀行などの金融機関同士の取引市場
・対顧客市場:銀行などの金融機関と顧客との取引市場

外国為替市場の実態

外国為替市場は、取引所などの特定の場所にあるのではなく、電話回線やコンピュターネットワークで繋がれた「ネットワーク全体」をいいます。世界の各地域で、朝になって人が集まり、取引が始まれば、マーケットが自然にオープンすることになります。

・スクリーンマーケット:パソコンや専用端末での取引
・テレフォンマーケット:電話での取引

外国為替市場の特色

外国為替市場は、非常に洗練された市場で、以下のような特色があります。

取引所取引ではなく相対取引である
・取引時間や取引価格の制約は特になし
・全世界に市場が存在し、高い流動性がある
インサイダー取引はなく、合理的かつ公正である
・24時間オープンの眠らない市場(取引の中心が次々に移る)

外国為替市場の概況

外国為替市場は、巨額の資金が動く、世界最大の市場になっています。

・取引の基軸:世界中の全ての通貨米ドルを中心に取引
・取引の規模:1日あたりの平均取引高は5兆ドル超(2016年4月)
・取引の状況:全体の9割以上を投機取引が占める

外国為替市場と他の市場との関係

外国為替市場は、他の市場にも大きな影響を及ぼしています。

・株式市場:その国の株高は、その国の通貨高になることが多い
・債券市場:債券価格の下落は、その国の通貨高、中長期では通貨安
・商品市場:国によって異なる、特に原油価格は大きな影響あり