東京外国為替市場とは何か?

東京外国為替市場(Tokyo Foreign Exchange Market)は、「東京外為市場」や「東京市場」とも呼ばれ、2016年4月のBIS調査において、取引高で世界第5位の外国為替市場です。これは、東京証券取引所東京金融取引所などのように、特定の取引所があるわけではなく、マーケットに参加するネットワーク全体を指します。

世界の外国為替市場の中で、東京市場は地理的にアジアの東端にあるため、通常、ヨーロッパ勢やアメリカ勢はほとんど参加せず、取引の中心は日本に拠点のある銀行等の金融機関となっています。また、マーケットに参加する外国勢では、時間帯が重なる香港市場やシンガポ-ル市場などのアジア勢がブローカー等を通して取引を行うこともあります。

なお、東京市場は、ロンドン市場やニューヨーク市場と比べて、顧客取引の占める割合が高く、またドル/円の取引が圧倒的に多いため、日本円を中心とした巨大なローカル市場という見方もあります。

東京外国為替市場の主な特色

・ドル/円取引が圧倒的に多い(全体の約6割弱)
・顧客為替の比率がロンドンやニューヨークと比べて高い
・ディーラーは、顧客の売買に合わせた取引が多い
・東京時間に値段が大きく動くことは少ない
・近年はシンガポール市場と香港市場に取引高が抜かれている

国際決済銀行の東京市場データ(2016年4月)

・総取引高:世界第5位、3,990億ドル/日
・取引シェア:世界の全取引の6.1%
・取引形態:ボイス取引 48.5%、電子取引 50.0%
・通貨別割合:USD/JPY 62.3%、EUR/USD 8.6%、EUR/JPY 5.5%
・取引集中度:上位10先のシェア 74.3%

※参照:外国為替およびデリバティブに関する中央銀行サーベイ(3年毎)

東京外国為替市場委員会の東京市場データ(2018年10月中)

<外国為替取引高(1営業日平均取引高)>

総取引高(合計):3,991億ドル/日(100%)
・スポット:1,336億ドル/日(33.5%)
・為替スワップ:2,037億ドル/日(51.1%)
・通貨スワップ:42億ドル/日(1.1%)
・フォワード:479億ドル/日(12.0%)
・通貨オプション:97億ドル/日(1.4%)

※参照:東京外国為替市場における外国為替取引高サーベイ(半年毎)