長期金融市場について

資産運用において、国債普通社債債券ファンド、長期の定期預金株式などで運用する際には、「長期金融市場」をチェックする必要があります。通常、長期金融市場と言った、1年以上の金融取引(長期資金の取引)が行われる市場を指し、公社債等が取引される「債券市場」と株式が取引される「株式市場」の証券市場が該当します。また、長期金融市場の指標となる「長期金利」については、新発10年物国債利回りが基準となります。

一般に長期金融市場の一つである債券市場(公社債市場)を見る場合、「短期的な動き」と「中長期的な動き」の2つに注意することが必要です。前者の短期的な動きについては、その時々の市場参加者の金利観や金融当局のスタンス、債券の需給バランス、国内外の金利などがポイントになります。また、後者の中長期的な動きについては、ファンダメンタルズや将来の金利観などがポイントになります。

ここでは、長期金融市場の概要と変動要因について、簡単にまとめてみました。

※長期金融市場は、「資本市場」や「キャピタルマーケット」とも呼ばれる。

長期金融市場の概要(基本)

長期金融市場の基本として、以下をチェックしておきましょう。

・主要指標
-日本国債10年、日本国債先物、米国債10年・・・
・現物市場
-日本国債を中心とした円債、米国債・・・
・デリバティブ市場
-債券先物、債券先物オプション、金利スワップ
・主な市場
-国内市場、海外市場
・主な参加者
-債券ディーラー(銀行、証券)
-債券トレーダー(ブローカー)
-機関投資家(年金、投信、信託、生損保 他)
-ヘッジファンド
-中央銀行

長期金融市場の変動要因

長期金融市場の変動要因として、以下が挙げられます。

・その時々のマーケットテーマ
・市場参加者の投資マインド
・債券の需給バランス
・国の債券発行額
・各国経済のファンダメンタルズ
・スワップマーケットの動向
・将来の金利見通し
・ヘッジファンドの動き
・国際情勢
・テクニカル要因(債券先物など) 他