外国為替証拠金取引(FX)とは何か?

21世紀になって、外国為替証拠金取引(FX)が新たな外貨投資の一つとして、広く名前を知られるようになりました。FXとは、一定の証拠金(資金)を担保に、米ドル/円やユーロ/円などの通貨ペアをリアルタイムで売買できる外国為替取引です。

当初は、FXについては、どちかと言えば、悪徳業者によるトラブルで危険だというイメージが先行しましたが、2005年7月の改正金融先物取引法の施行により、今日では、法制面で安心して取引できるようになっています。ただ、それでもなお、ハイリスク・ハイリータンで危険だと言われるのは確かです。その理由として、株式の信用取引や株価指数の先物・オプション取引と同様、少ない資金(元手)で大きな取引ができるため、もし失敗した時に多額の損失を被る可能性があるからです。

一般に少ない元手で大きな取引ができるのは、証拠金取引の一つのメリット(大きなリターン)ですが、同時に大きなリスクでもあります。そのため、そのことをよく認識し、取引の仕組みを理解した上で、証拠金に十分ゆとりを持たせる(リスクを押さえる)ことが大切と言えます。例えば、証拠金が100万円あったら、10~20倍(規制上限は25倍)の取引が可能ですが、そのレバレッジを2~3倍程度に押さえて、さらに1万通貨単位ではなく、1千通貨単位で何度かに分けて取引すれば、かなりリスクを押さえられます。

要は、FXをどのように活用するかであり、使い方によっては、かなり魅力的な運用手法ではないかと思います。

外国為替証拠金取引とは

外国為替証拠金取引は、一定の証拠金(担保)を差し入れることによって、少ない元手で大きな取引(元手の数十倍の取引)ができる外国為替取引です。

 外国為替証拠金取引=外国為替取引+証拠金取引

外国為替証拠金取引の仕組み

外国為替証拠金取引では、預けた資金を取引の売買代金としては利用せず、「証拠金」という形で別に取り扱われます。また、決済については「差金決済方式」となっています。

・インターバンクとは異なり、現物(外貨)の受け渡しはなし
・取引を決済した際に生ずる差額(損益分)についてやりとり

外国為替証拠金取引の特色

外国為替証拠金取引は、既存の外貨投資にはない様々な特色があります。

・少ない資金で大きな取引ができる
・24時間リアルタイムで外国為替取引ができる
為替手数料が銀行や証券会社に比べて非常に安い
・買いだけでなく、売りでも収益を上げられる
・ハイリスク・ハイリターンで資金効率が高い
・現物決済ではなく、差金決済である
・通常、買いではスワップポイントが受け取れる
・ネットやモバイルで快適な取引ができる
・市場の流動性が高く、いつでも決済ができる

外国為替証拠金取引の活用方法

外国為替証拠金取引は、レバレッジを管理することで、リスク・リターン特性の異なる様々な活用方法が可能です。実際、レバレッジを1倍にすれば、銀行の外貨預金より、為替手数料が小さい分、リスクは小さくなります。

・レバレッジ5倍以上:ハイリスク・ハイリターン取引
・レバレッジ2~3倍:ミドルリスク・ミドルリターン取引
・レバレッジ1倍:ローリスク・ローリターン取引

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