会社型投資信託の概要について

会社型投資信託(会社型投信)は、証券投資を目的とする投資会社(証券投資法人)を設立して、投資家(投資主)がその発行証券(投資証券等)を取得する形態のものをいいます。これは、通常、集められた資金の運用や保管は「証券投資法人」が行うのではなく、実際の運用に関する業務は「運用会社や投資一任業者」が行い、また資産の保管に関する業務は「資産保管会社(信託銀行など)」が行います。

一般に投資信託は、その設定形態によって「契約型投資信託」と「会社型投資信託」に分類され、会社型投資信託は、証券投資を目的とする会社(法人)を設立し、投資家が投資主となり運用成果を配当として受け取れる仕組みとなっています。日本では、1998年12月に新しい投信法が施行されて設定できるようになり、現在、本形態において、代表的なものに「不動産投資信託(REIT)」と「カントリーファンド」があります。

会社型投資信託の関係者は?

会社型投資信託は、以下のような関係者で構成されます。

・投資家(投資主)
・投資法人(投資主総会、役員会)
運用会社(投資信託会社、投資顧問など)
・資産保管会社(信託銀行など)
・会計監査人(公認会計士または監査法人)

会社型投資信託の分類は?

会社型投資信託は、投資証券の買戻しの有無により、以下の2つの型に分類されます。

|オープンエンド型

投資証券の追加発行及び買戻しが、ファンドの1株当りの純資産に基づいて常時行われるもの。

|クローズドエンド型

投資証券の買戻しは行われず、取引所または店頭市場において、市場価格に基づいて投資証券の売買が行われるもの。

会社型投資信託の特徴は?

会社型投資信託は、以下のような特徴があります。

・収益の分配は、配当という形で行われる
・通常、純資産と市場での取引価格に開きが出る
・投資家は、投資主総会を通じてファンドの運営に参加できる
・ファンドの資産は、信託財産ではなく会社財産である
・ファンドを運営する側から見れば、投資主の同意を得られれば、運用対象運用方針の変更などが弾力的に行える