債券ベアファンド

債券ベアファンド(債券ベア投信)は、デリバティブ(先物)を使って、長期債市場全体の値動きと反対の投資成果となるように運用を行う投資信託をいいます。これは、先物の利用により、相場の下落に対して、1倍・2倍・3倍等の投資成果(リターン)を目指すファンドである「ベア型ファンド」の一つで、その投資対象となる指数は「債券先物」であり、債券先物価格が下落した(長期金利が上昇した)時に基準価額が上昇する(値上がりする)仕組みとなっています。

〔長期金利上昇=長期債券価格下落=ファンド価格上昇〕

現在、日本の債券ベアファンドは、主として日本の短期公社債等に投資すると共に、日本の国債証券先物取引※の売建額が、原則として信託財産純資産総額の数倍程度になるように調整を行う仕組みとなっており、通常、日本の長期金利が上昇する(長期債券価格が下落する)と基準価額が上昇し、逆に長期金利が下落する(長期債券価格が上昇する)と基準価額が下落します。

※国債証券先物取引:長期国債標準物を対象とした先物取引で、大阪取引所で取引されている。(長期国債標準物は、額面100円、利率年6%、残存期限10年の架空の債券で、長期国債市場全体の動きを反映)

債券ベアファンドの主なポイント

債券ベアファンドに投資するにあたっては、その仕組みとリスクを十分に理解しておく必要があります。

債券先物取引を使って、市場との一定の連動比率を目標に運用を行うインデックス型のファンド
・主要なリスクは、債券価格変動リスクとレバレッジリスク
・ファンドの基準価額は、長期金利が上昇する(債券価格が下落する)と上昇し、長期金利が下落する(債券価格が上昇する)と下落する
・先物でレバレッジを掛けているため、値動きが非常に大きい(大きな利益が出る可能性がある一方、大きな損失が出る可能性がある)
・日本がデフレを脱却し、良いインフレになった時、金利は上昇すると予想されるが、その際の金利上昇において利益を上げることができる
・日本の政府債務残高が先進国で最悪の中、経済・金融政策が行き詰まって債務危機が起こり、日本売りをされて悪い金利上昇になった時に利益を上げることができる(万が一の日本債務危機のヘッジに使える)

債券ベアファンドの具体例

債券ベアファンドは、派生商品(デリバティブ)型ファンドの一つで、長期金利の上昇により基準価額が上昇するという特色があり、具体的には、以下のようなファンドがあります。

・日本債券ベアファンド(T&Dアセットマネジメント)