生命保険とは何か?

日常生活の中で、私たちの身の回りには、死亡や病気、ケガ、介護、災害、賠償責任など、ちょっと考えただけでも様々な「リスク」が存在します。このようなリスクは確かに心配ですが、毎日、リスクを恐れてばかりいては、味気ない人生になってしまいます。

そこで、身のまわりのリスクをできるだけ回避(=リスクコントロール)すると共に、万が一、リスクに直面した時の経済的損失に備えること(=リスクファイナンス)の2つが大切になってきます。この2つを合わせて「リスクマネジメント」と言いますが、保険はこの内、リスクファイナンスの代表的な手段です。そして、その中でも「生命保険(life insurance)」は、死亡や医療、長生きなどによる経済的損失(負担)に備えるものです。

ここでは、生命保険とは何かについて、具体的に見てみましょう。

リスクマネジメントの種類について

日常生活において、個人や家族のリスクマネジメントには、「リスクコントロール」と「リスクファイナンス」の2つがあります。

・リスクコントロール-健康管理など
・リスクファイナンス-保険、貯蓄など

生命保険の基本について

生命保険とは、人の死亡または一定の年齢までの生存に対して、一定の金額を支払うことを約束する保険をいいます。これは、人の生死を保険事由とする保険の総称であり、また保険事由の定め方(保険事故)によって、死亡保険生存保険生死混合保険に分けられます。

<保険法第2条8号:生命保険契約>

保険契約のうち、保険者が人の生存又は死亡に関し一定の保険給付を行うことを約するもの(傷害疾病定額保険契約に該当するものを除く)をいう。

生命保険の本質について

生命保険は、大勢の人が公平に保険料を負担し合い、万が一の時に給付を受ける、大勢の人による「助け合い」と「相互扶助」の仕組みで成り立つ「生活保障」と言えます。もう少し具体的に言えば、病気やケガ、死亡などによって、一定収入を維持できなくなった場合に、経済的損失をカバーするための生活保障制度と捉えることができます。

生命保険の守備範囲について

生命保険の守備範囲には、死亡保障、医療保障、老後保障などがあります。

・死亡保障-死亡による遺族の生活費や教育費などに対する備え
・医療保障-病気やケガによる手術費や入院費などに対する備え
・老後保障-老後の生活費などに対する備え

貯蓄と保険の違いについて(貯蓄は三角、保険は四角)

一般にリスクに備える手段として、「貯蓄」と「保険」の2つがあります。前者の貯蓄は、リスクに備える一番身近な手段ですが、誰もがあらゆるリスクに対応できるだけの資金を持っているとは限りません。これに対して、後者の保険は、契約した時点から払い込んだ保険料に関わらず、約束された保障額を受け取ることができます。そのため、保険は、万人向けの効果的なリスクファイナンスと言えます。

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