国境税とは何か?

国境税(Border tax)は、国境税調整の一つで、輸出入品が国境を出入りする際に賦課または還付される租税のことをいいます。これは、税制の設計により内容が異なりますが、例えば、輸入品に対して国内産品と同率の消費税の全部または一部を課す「輸入調整税」や、輸出品に対して国内で課せられた消費税の全部または一部を還付する「輸出戻し税」などがあります。また、導入面で問題はありますが、米国のトランプ大統領が言及した「輸入関税の引上げ」や「海外移転企業に対する国境での重税」などもあります。

一般に国境税調整は、産品が消費される国で課税されるべきとの考え方に立脚しており、OECD(経済協力開発機構)では、仕向地原則(destinati on princ iple)を全体的または部分的に実現する税制的措置と定義しています。具体的には、「輸出国の国内市場で消費者に販売される類似の国内産品に関して、輸出国において課される税の全部または一部を輸出産品から免除する、そして輸入国において類似の国内産品に課される税の全部または一部を消費者に販売される輸入産品に課す措置」としています。