米国の雇用統計とは何か?

マーケットにおいて、毎月注目される経済指標に「米国の雇用統計(Job Report)」があります。これは、失業率非農業部門雇用者数、週労働時間など計10項目が発表される雇用関連の経済指標で、FRB(連邦準備制度理事会)が米国金融政策の方針を決定する際に非常に重要視されています。

現在、米国は世界最大の経済大国であり、世界のマーケット(外国為替市場、株式市場、債券市場など)は、米国の雇用統計の発表前後に大きく動くことがあるので、毎月第1週目の金曜日夜は必ずチェックする必要があります。

雇用統計の発表

・発表機関:米国労働省
・発表時期:毎月第1週目の金曜日(日本時間夜)
・発表内容:月次で前月の数値データ

非農業部門雇用者数とは?

非農業部門雇用者数(NFP:Non Farm Payrolls)は、事業所調査によって、非農業部門に属する事業者の給与支払い帳簿をもとに集計された、農業以外の産業で働く労働者の増減を数値化したものをいいます。これは、経営者や自営業者は除外され、2カ所以上に勤務する者は二重にカウントされます。なお、NFPの値は月毎の変動が大きく、また前月の数値が変更されていることも多いので注意が必要です。

失業率とは?

失業率は、労働力人口に対する失業者の占める割合をいいます。これは、通常、景気に対して遅行するため、非農業部門雇用者数や新規失業保険申請件数などと合わせて見るとよいでしょう。

雇用統計と外国為替取引

外国為替取引において、非農業部門雇用者数(非農業就業者数)の増加幅が事前予想を上回っていればドル買い、下回っていればドル売りが多いです。また、同時発表の失業率と相反する結果が出た場合は、非農業部門雇用者数を優先することが多いです。