医療保険

医療保険は、病気やケガで入院したり、所定の手術を受けたりした時に給付金が受け取れる保険商品をいいます。これは、満期時に満期保険金はなく、死亡時に死亡保険金が受け取れる商品もありますが、通常、その金額は少額となっています。また、成人病(生活習慣病)で入院した場合に保障が2倍になる商品や、女性に多い病気に対応し、保障内容を女性向けに充実させた商品などもあります。

一般に病気やケガの治療の際には、公的医療保険(健康保険)を使うことになりますが、入院や手術などを伴うケースでは医療費が高額となり、健康保険で全て賄うことができず、家計を大きく圧迫することもあります。このような事態に備えるために、医療保険は保険商品の一つの定番として多くの人に利用されています。

医療保険の位置づけ

医療保険は、保険業法上は「第三分野保険」に分類され、日本では、2001年に当分野の自由化が認められたことに伴い、市場が大きく活性化しました。現在では、顧客の多様なニーズに対して、生保・損保の各保険会社から多様な商品(単体保険、特約)が提供されています。

医療保険のタイプと加入形態

医療保険は、保険期間が10年・20年など、または70歳・80歳など一定の期間を定めた「定期タイプ」と、保険期間が終身(一生涯)の「終身タイプ」の2つがあります。また、加入形態については、「主契約(単体)」で契約できるものと、「特約」として付加できるものの2つがあります。さらに、単体のタイプでは、自分のニーズに合わせて、オプション(特約)を選択できるものあります。

一般に医療保険は、年齢を重ねる毎に必要性を感じる保険であり、定期タイプのものは更新する度に保険料が上がるため、トータルで保険料を安くしたい場合は、終身型の単体タイプが便利です。(保険料は、加入年齢が若いほど安くなる)

医療保険のポイント

医療保険は、基本的に掛け捨てで、生存中の入院や手術、通院などの治療面で保障が充実しているのに対して、死亡時の死亡保障(死亡保険金)は大きくありません。また、入院給付金が支払われる給付条件は、保険商品によってそれぞれ異なります。かつては、「5日以上入院した場合、1日目から受け取れる」という商品が多かったですが、昨今では、比較的短期で退院できるケースが増えたことに対応し、「日帰り入院」や「1泊2日」などの短期入院でも給付金が受け取れる商品も増えています。

なお、1回の入院支払限度日数は、60日・120日・180日・360日・730日・1,000日・1,095日などが一般的で、また通算では、700~1,095日などが一般的です。

医療保険の基本事項

医療保険は、万一の病気やケガによる大きな出費に備える場合に活用します。

取扱機関 生命保険会社、損害保険会社、保険代理店、銀行など
カバーリスク 病気・ケガによる入院、手術、死亡
保険期間 保険会社による(一定期間または終身)
加入年齢 商品による
保険金 ・入院給付金
・手術給付金
・死亡保険金 他
貯蓄性 無し(一般的なタイプ)
備考 ・保障内容は商品によって様々なバリエーションあり
・引受基準緩和型の商品もあり
・給付金等の支払条件をチェック