外国為替保証金取引

外国為替保証金取引は、「外国為替証拠金取引(FX)」とも呼ばれ、インターバンク市場ディーラーのように、外国為替(外貨)の売買をリアルタイムで行えるものをいいます。これは、1998年の外為法改正により可能となった金融取引で、2005年7月に施行された改正金融先物取引法の適用を受け、昨今では、取引環境の整備も進み、公正で透明性の高い取引となっています。現在、個人の場合、一定の保証金担保に、最大25倍の外国為替取引を行うことができます。

一般に外国為替保証金取引は、外国為替市場が常に変動しているため、買いまたは売りのポジションを取ることにより、常に収益機会があります。また、保証金取引のため、レバレッジ効果があり、利益も損失も大きいハイリスク・ハイリターン型の取引となっています。

外国為替保証金取引の仕組み

外国為替保証金取引では、預けた資金を取引の売買代金としては利用せず、「保証金」という形で別に取り扱われます。また、決済については、「差金決済方式」となっています。

・運用の基本は、「安く買って高く売る」か「高く売って安く買う」
通貨ペアを選択し、「買いポジション」か「売りポジション」を作る
・差し入れた保証金が外国為替取引の担保になる
・インターバンク取引とは異なり、外貨(現物)の受け渡しはなし
・取引を決済した際に生ずる差額(損益分)についてやりとり

外国為替保証金取引の主なポイント

外国為替保証金取引は、商品特性が外貨預金や外貨MMFとは根本的に異なるため、利用の際には十分にご注意ください。以下は、主なポイントです。

・少ない資金で大きな取引ができる
・24時間リアルタイムで外国為替取引ができる
・買いだけでなく、売りでも収益を上げられる
・ハイリスク・ハイリターンで資金効率が高い
・現物決済ではなく、差金決済である
スワップポイントの受け払いがある
為替手数料が銀行や証券会社に比べて非常に安い
・ネットやモバイルで快適な取引ができる
・市場の流動性が高く、いつでも決済ができる

外国為替保証金取引の活用方法

外国為替保証金取引は、レバレッジを管理することで、リスク・リターン特性の異なる様々な活用方法が可能です。例えば、レバレッジを1倍にすれば、銀行の外貨預金より、為替手数料が小さい分、リスクは小さくなります。

・レバレッジ5倍以上:ハイリスク・ハイリターン取引
・レバレッジ2~3倍:ミドルリスク・ミドルリターン取引
・レバレッジ1倍:ローリスク・ローリターン取引

外国為替保証金取引の基本事項

外国為替保証金取引は、ハイリスク・ハイリターン型の外貨運用をする場合に活用します。

取扱機関 外国為替取引会社、証券会社、商品取引会社、銀行
取引内容 通貨ペアの売買
取引方法 店頭取引(相対取引)、取引所取引
リターン インカムゲイン(スワップポイント)
キャピタルゲイン(為替差益)
リスク レバレッジリスク(少ない資金で大きな取引)
為替リスク(為替相場の変動)
クレジットリスク(金融機関の倒産)-店頭取引
関連マーケット 外国為替市場、各国金融市場
通貨ペア 米ドル/円、ユーロ/円、ポンド/円、豪ドル/円、NZドル/円、カナダドル/円、スイス/円、南アランド/円、トルコリラ/円、香港ドル/円、ユーロ/米ドル、ポンド/米ドル、豪ドル/米ドル、NZドル/米ドル・・・
取引期間 無期限
金利種類 スワップポイント
税金 申告分離課税(雑所得)