割引国債

割引国債は、発行時に額面金額から利息相当分が差し引かれた価格で発行され、満期時に額面金額で償還される国債をいいます。

日本においては、中期国債の一つとして、かつて「3年物(3年債)」と「5年物(5年債)」が発行されていましたが、3年債は2002年11月に、5年債は2000年9月に発行が打ち切られ、以後は発行されていません。

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割引国債の発行状況(日本)- 発行停止

割引国債は、日本において、かつて3年物(3年債)と5年物(5年債)が発行されていました。

・3年割引国債:2002年11月をもって発行停止
・5年割引国債:2000年9月をもって発行停止

また、その他に、金融機関等の法人に限って販売された、償還期間が6カ月または1年の割引債形式の「割引短期国債(割引短期国庫債券)」も発行されていました(2009年1月に終了し、国庫短期証券に移行)。

<国債について>

国が社会資本の整備や予算を補うために発行する債券で、公社債の中で最も信用度が高く、また満期まで保有すれば元本は保証されるが、中途で売却すれば売却損が発生することがある。

割引国債の基本事項(日本)- 発行当時

現在、割引国債は、日本で発行されておらず、購入はできません。

取扱機関 銀行、証券会社、郵便局など
リターン キャピタルゲイン(売却益、償還差益)
リスク 価格変動リスク(債券価格により償還損や売却損が発生)
関連マーケット 長期金融市場(債券市場)
預入期間 3年、5年
金利種類 償還差益(クーポンなし)
利払い 満期時額面償還(購入時に割引購入)
換金性 いつでも時価で売却可能
税金 申告分離課税(譲渡所得)
保護制度 国が元利保証

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