貸金庫

貸金庫は、銀行や信用金庫、信用組合、労働金庫などの金融機関が、本店や支店内の貸金庫室の保管スペースを有償で貸し付けるサービスをいいます。これは、個人と法人の顧客が対象で、利用する店舗において、普通預金口座等の保有が条件となっています。

一般に貸金庫の利用にあたっては、預金口座のある金融機関の本支店で申込むことになりますが、簡単に借りられるという訳ではなく、預金残高や取引実績などの所定の審査があります。そして、審査に通ったら、賃貸借契約を結び、利用料金は指定口座から自動引落しで支払う仕組みになっています。また、貸金庫の中身については、利用者が責任を持つ取り決めになっており、その開閉は「専用カード」や「鍵」、「暗証番号」などの厳重な方法を使って行うため、金融機関の職員が勝手に開けることはできません。

なお、貸金庫は、災害や盗難から大切な収納物を守れるように、金庫室と同等かそれ以上の防盗・耐火性能をもった貸金庫室の中にあります。さらに、貸金庫室自体は、厳しい耐震・耐火設計により建物本体が壊れても、耐えうる構造になっていることが多いです。

貸金庫で保管できるもの

貸金庫で預けられるものは、危険物や変質の恐れがあるもの以外なら、原則自由となっています。例えば、以下のようなものが保管できます。

・有価証券類(小切手・手形、各種証券他)
・重要書類(預金通帳・証書、契約書、権利証、保険証書、遺言状他)
・貴重品類(貴金属、宝石、実印他)
・その他(絵画、記念品、思い出の品他)

貸金庫の主な特長

貸金庫は、家庭用金庫にはないメリット(特長)がいくつかあります。

・大切な財産を盗難や災害から守ることができる
・自分専用の保管箱(貸金庫ボックス)を自由に利用できる
・秘密保持は万全で、プライバシーが守られる
・営業時間内ならいつでも簡単に出し入れができる

貸金庫のサービス内容

貸金庫は、家庭用金庫よりも安全・確実で、大切な資産や財産の保管にとても便利です。

取扱機関 銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫など
サービス内容 金庫内にある保管箱(貸金庫)を貸与するサービス
利用対象者 個人、法人 (本人または代理人)
契約期間 半年 or 1年 (金融機関によって異なる)
種類 全自動型、半自動型、手動型など
利用条件 貸金庫のある店舗に預金口座があること (所定の審査あり)
利用時間 営業時間内 (金融機関や店舗によって異なる)
利用料金 貸金庫の種類やサイズによって異なる
支払方法 預金口座から自動引き落とし
開閉方法 鍵、カード、暗証番号など
補償措置 金融機関に過失のない天災・火事等による被害は補償されず
信用リスク 金融機関の破綻によっても損害を受けることはない
備考 貸金庫の借主が死亡した場合、相続人が賃借人の権利義務を承継することになる (この場合、借主が届け出た代理人は、貸金庫を開閉することができなくなる)